婚活Lesson22 自分の中で完結している・・?「自己完結型婚活」とは<中編>

婚活Lesson21 自分の中で完結している・・「自己完結型婚活」とは<前編>の続きになります。

前回のブログに引き続き、自己完結型についてもう少し掘り下げていこうと思います。

私の今までの人生の中で、婚活に限らず沢山の方と出会ってきました。とっても素敵な方(内面が)にももちろん出会ってきましたが、(皆さんに経験がおありだと思いますが、)なんだか惜しいな、、、と思う方もおりました。そんな中に、自己完結型の人もおります。

私が考える、自己完結型の人の特徴なのですが、
本人に全く悪気はなく、今までの人生ずっとそうして生きてきたので、「相手への気遣い、配慮」「自分を客観視する」そういった部分が単純に、 欠如しているってことです。
アイデンティティーを確立しないまま大人になってしまったのだろうな、と思います。

こういう方々も、恐らく仕事では最低限のホウレンソウ(報告連絡相談、死語でしたらすみません笑) や返信等はしっかりこなしているはずです。

でもプライベートになると、何故か「自己完結型」になってしまうのです。
あたかも「自分」と「自分の外の世界」の間にバリアを張っているかのように・・・。

また自己完結型の人は、インプットするばかりでアウトプットすることが極端に苦手です。

趣味は、読書、映画鑑賞、音楽鑑賞、グルメやスイーツ、旅行だったりしますが、
自分の好きなもの、好きな世界を、自分の世界の中で楽しみ、味わって、ほぼ完結しています。

誰かと一緒に喜び、楽しさ、嬉しさ、感動を共有(共感)できない。
相手の気持ちに共感できない、相手の気持ちを感じ取れない。

相手が悲しかったり、怒っていたり、ショックを受けていたり、相手の気持ちが変わっていても
共感できないのは勿論のこと、そうした相手の気持ちに気付くことすら出来ないかも知れません。

本人に悪気はなくても、自己完結型の人は、知らず知らずの間に相手を不愉快にさせていたり、
婚活に限らず恐らくプライベートの人間関係全般において、マイナスの影響があるはずです。

何より、本人が一番損をしています。
そのことに本人が気付いてすらいない事が、一層悲しく思えます。

・・・そう言えば、最近「感情のない子供」が増えてきている事と、「自己完結型」の人が
増えてきている事は無関係ではないように思えます。というか、かなりの共通点があります。

小さい頃から親の言う通りに育ってきて、おそらく成績も良くて、言われた通りには出来るけど、
自分の意思があまりない、自分がどうしたいかもよく分からない、自分という人間が分からない、
よって自分自身を客観視できない・・・。

他者の気持ちを汲み取ることが極端に苦手、人の気持ちが本当に分からない、理解できない、
インプットのみで育てられたから、アウトプットするのが極端に苦手・・・

・・などの特徴があります。

余談ですが、私の娘は性格的に喜怒哀楽がはっきりしていて、要求も常に明確なタイプです。
例えば、我が家のクリスマスツリーに電飾をつけると、「わ~!キレイ!」と感激しクリスマスソングを歌いながら踊りだしますし、夜空に大好きなお月様がくっきり見えると「あ~!ウサギさん!」といって、月に向かって話しかけ真面目るといった具合です。(←これがまともかどうかはわかりませんが、めっちゃ可愛いです!!)

まぁうちの娘は喜怒哀楽の「怒」の部分も強いので、そこに手を焼いているわけですが^^;。

・・でも周りの最近の子供たちを見ると、何を見ても感動しない、無表情で感情がないように
思える子供が増えてきているように感じます。

最近の子供たちのこうした傾向と、自己完結型の大人が増えてきている事は、どう考えても
無関係ではないように思えるのです。

そう言えば、最近は、上司や周りから何を求められているのか分からないという若手社員が
増えているようです。
びっくりするほど常識がなかったり、態度は大きいのに当たり前のことが出来なかったり・・・。本当に言われた事しか出来ないしやらない。気付いてもやろうとしない。又は本当に気付いていない。
周りのためにという発想がなく、自分を守ること(自己保身)しか考えていない。・・・

思えば、自分も若い頃は「最近の若い奴は、、、」と言われておりましたが、そのころはどちらかというと、やんちゃをしすぎてたしなめられるって感じでしたよね?
でも今は、態度や身なりなどはみんな結構品行方正なんです。だけど(だからなのか)、感情は内側を向いている。

主にゆとり世代以降に多いように思うのですが、それがゆとり教育のせいとも思えません。
人と人とのコミュニケーションの基本なので、教育カリキュラムがゆとりか詰め込みかは関係ないと思うのです。
親の育てかたや価値観もありますが、もっと言うと今の社会全体(が抱える問題)が、こういう若者や子供たちを増やしてしまったのかなとも思います。・・

・・この話を書き始めると長くなるので、それはまた別の機会に!^^;