趣味の登山を楽しんでいますが、パートナーが欲しいと思うようになりました。
ただ、遺産の件で子供たちともめたくありません。
どんなふうにパートナーを探せばよいのでしょうか?
アドバイス
今、高齢化が進み、配偶者との離別や死別を経験した中高年、シニアの婚活が増えています。
その理由は元気なシニア層が増え、子ども世帯との同居が減った事で一人暮らしが多く、パートナーを求める動きが活発になっているからでしょう。
弊社でも無料相談にお越しになられる方も増えました。そして毎週末には必ず55歳以上の方のお見合いがあります。でも、この世代の方々はいざ結婚となると、これまでに培った考え方や生活習慣、介護や相続、家族の反対といったハードルは若い世代に比べて多いようで、これらもよく耳にします。そこで、法律上の婚姻や同居を必ずしも相手には求めないといった事例もあるようで、結婚の形態の幅も広がっているようです。
「形にとらわれないパートナー探し」
・婚姻届を出さない「事実婚」
・住環境を変えず互いの家を行き来する「通い婚」
これらも今は珍しくはなくなっています。結婚や入籍にこだわると家族の理解が得られず、せっかくのいい縁を諦めなければならない場合もあるからでしょう。柔軟に考える方が、話がスムーズに進むこともあります。
でも、事実婚の場合、法律上の婚姻届を出さないので、この関係を続ける上での課題もあるようです。
「お墓はどうするのか?」
「介護の必要が出た場合はどうするのか?」「互いの子供の顔合わせは」「財産の分与は」など等。
二人でじっくりと話し合い、何度も時間をかけての相談も必要でしょう。
シニア婚活を成就させる3つのポイント
1、相手に求めすぎない
2、時間をかけてじっくり相談
3、入籍だけがゴールではない
「経済力がある」「若くてキレイな人」「都心に住みたい」「できれば子供が居ない人」など相手への希望が多いほど出会いの機会は減ります。
また、せっかく出会いがあっても、答えをとにかく急ぎ過ぎてせっついて、うまくいかない例も多くあります。
互いに生活が出来あがっている者同士ですから、全てを相手がいう通りにはいかないものです。時間をかけて相談しましょう。
最初は籍を入れずに同居や互いの家を行き来するなども選択肢に入れ、子どもの気持ちや財産分与など、ゆっくり話し合ってそれらの状況が落ち着いてから入籍したカップルもいらっしゃいます。